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オイルは熱と光、酸素によって品質劣化をおこします。 |
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シリコン350# (シリコーンオイル・高粘度) |
粘度:350相当 比重:0.970 引火点:300℃以上(非危険物) 流動点:マイナス50℃以下 安全データシート(SDS)はこちら |
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<シリコン350#は、このような方にお勧め> ハーバリウムを商品として店頭販売・通信販売などにお考えの業者様。 危険物の証明を不要として商品を販売されたい方。 |
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シリコン350# 500ml 1,400円 税別 送料別 |
シリコン350# 500ml 12瓶 13,440円 税別 送料無料 |
シリコン350# 5リットル 8,400円 税別 送料別 |
シリコン350# 15リットル 20,500円 税別 送料無料 |
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シリコン350# 200ml 45本 15,300円 税別 送料無料 |
シリコン350# 500ml 20本 20,000円 税別 送料無料 |
シリコン350# 詰替え用10リットル 13,000円 税別 送料無料 |
シリコン350# 詰替え用20リットル 22,900円 税別 送料無料 |
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シリコーンオイル KF-96-350cs 16kg 20,800円 税別 送料無料 |
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粘度:100相当 比重:0.965 引火点:300℃以上(非危険物) 流動点:マイナス50℃以下 安全データシート(SDS)はこちら |
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<シリコン100#は、このような方にお勧め> ハーバリウムを商品として店頭販売・通信販売などにお考えの業者様。 危険物の証明を不要として商品を販売されたい方。 |
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シリコン100# 500ml 1,400円 税別 送料別 |
シリコン100# 500ml 12瓶 13,440円 税別 送料無料 |
シリコン100# 5リットル 8,400円 税別 送料別 |
シリコン100# 15リットル 20,500円 税別 送料無料 |
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シリコン100# 500ml 20本 20,000円 税別 送料無料 |
シリコーンオイル KF-96-100cs 16kg 20,800円 税別 送料無料 |
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シリコン1000# (シリコーンオイル・高粘度) |
粘度:1000相当 比重:0.970 引火点:300℃以上(非危険物) 流動点:マイナス50℃以下 安全データシート(SDS)はこちら |
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<シリコン1000#はこのような方にお勧め> |
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シリコン1000# 500ml 1,500円 税別 送料別 |
シリコン1000# 5リットル 8,900円 税別 送料別 |
シリコーンオイル KF-96-1000cs 16kg 22,400円 税別 送料無料 |
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シリコン3000# (シリコーンオイル・特殊粘度) |
粘度:3000相当 比重:0.970 引火点:300℃以上(非危険物) 流動点:マイナス50℃以下 安全データシート(SDS)はこちら |
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<シリコン3000#はこのような方にお勧め> 他の粘度のシリコンと混ぜて使いやすいように粘度調整をしたい方。 【ご注意】充填にかなりの時間を要しますので、ご注意ください。 |
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シリコン3000# 500ml 1,500円 税別 送料別 |
シリコーンオイル KF-96-3000cs 16kg 22,400円 税別 送料無料 |
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流動パラフィン380# (ミネラルオイル・高粘度) |
粘度:380 比重:0.873 引火点:250℃以上(非危険物) 流動点:マイナス9℃ 安全データシート(SDS)はこちら |
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<流動パラフィン380#は、このような方にお勧め> ハーバリウムを商品として店頭販売・通信販売などにお考えの業者様。 【ご注意】冬季など温度が下がりますと白く曇ります |
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流動パラフィン380# 500ml 1,300円 税別 送料別 |
流動パラフィン380# 500ml 12瓶 12,480円 税別 送料別 |
流動パラフィン380# 5リットル 4,900円 税別 送料別 |
流動パラフィン380# 15リットル 12,963円 税別 送料無料 |
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流動パラフィン380# |
流動パラフィン380# |
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流動パラフィン350# (ミネラルオイル・高粘度) |
粘度:350 比重:0.880 引火点:220℃ 流動点:マイナス21℃ 安全データシート(SDS)はこちら |
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<流動パラフィン350#は、このような方にお勧め> ご家庭など個人的にハーバリウム作りを楽しまれる方。 ハーバリウム教室(スクール)などでお使いの方 |
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流動パラフィン350# 500ml 1,040円 税別 送料別 |
流動パラフィン350# 500ml 12瓶 9,984円 税別 送料別 |
流動パラフィン350# 5リットル 4,900円 税別 送料別 |
流動パラフィン350# 15リットル 12,963円 税別 送料無料 |
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流動パラフィン350# 詰替え用10リットル 8,060円 税別 送料別 |
流動パラフィン350# 詰替え用20リットル 15,120円 税別 送料無料 |
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流動パラフィン70# (ミネラルオイル・低粘度) |
粘度:70 比重:0.850 引火点:200℃ 流動点:マイナス24℃ 安全データシート(SDS)はこちら |
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<流動パラフィン70#は、このような方にお勧め> ご家庭など個人的にハーバリウム作りを楽しまれる方。 ハーバリウム教室(スクール)などでお使いの方 |
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流動パラフィン70# 500ml 1,040円 税別 送料別 |
流動パラフィン70# 500ml 12瓶 9,984円 税別 送料別 |
流動パラフィン70# 5リットル 4,900円 税別 送料別 |
流動パラフィン70# 15kg缶 14,100円 税別 送料無料 |
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ハーバリウム用オイル 別売品 |
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ハーバリウム用オイルご購入時に一緒にお買い求めいただける別売品です。 ※別売品のみの販売はしておりません。ご了承下さい。 |
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マキシフローコック (太口コック) 500円 税別 |
オイル拭き取りマット 8枚(小4枚×2) 600円 税別 |
シリコンオイル 清掃セット 800円 税別 |
12-ヒドロキシステアリン酸 100g 600円 税別 |
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◆ シリコンと流動パラフィンについて
シリコン(シリコーンオイル)はケイ素系の化合物で無色透明で無臭、化学的にも安定性のあるオイルです。皮膚についても問題ありません。
ただし、シリコンは価格が高いのが難点。また、コーティング剤や潤滑油にも使われているオイルですので非常に滑りがよく、家庭用洗剤だけでは落とすのも大変です。床に付着してしまったシリコンを拭き取ったつもりでも、その上を歩くと滑ってしまったり、服に付着しても取れなかったりと、ご家庭などで気軽にハーバリウムを作るのには少し難があります。
その一方で非危険物であるシリコンの引火点は300℃以上、流動点はマイナス50℃以下。安全面ではシリコンが一番です。そのため、ハーバリウムオイルを選ぶ場合はシリコンが主流になりつつあります。
流動パラフィン(ミネラルオイル)は炭化水素系の化合物で、こちらも無色透明で無臭のオイルです。
流動パラフィンはミネラルオイルとも呼ばれ、もっとも身近なものにベビーオイルがあげられます。化粧品原料にも使われるなど人体に影響が無いため、ご家庭でハーバリウムを作られるのでしたら流動パラフィンが最適なのですが、引火点や流動点(→後述)の問題がありますので、ハーバリウムをお店やインターネットで商品として売られる場合は注意が必要となってきます。
【ご注意!】シリコンと流動パラフィンは混ざりません!
シリコン(シリコーンオイル)と流動パラフィン(ミネラルオイル)はケイ素系、炭化水素系と異なる化合物のため混ぜることができません。それどころか、両方とも無色透明の液体でありながら、混ぜると白く濁ったり、分離したりします。ハーバリウムの瓶を洗浄しないで再利用する場合は特に注意が必要です。
シリコン、流動パラフィンの両方をお持ちの方は小さな瓶などに両方入れて振ってみてください。一瞬にして真っ白に濁ります。
◆ 粘度について
流動パラフィン70#、シリコン1000#など、ハーバリウムオイルには粘度の数字がついています。
粘度の数字が小さいほどサラッとした粘度で、数字が大きいものほどドロッとしています。
ハーバリウムにおいては粘度が低いものほど、容器を動かしたときに中の花が動いたり揺れたりします。粘度が高いものほど中の花はゆっくりとした動きになります。おおよその基準として、粘度70#は一般的なサラダ油、粘度100#はオリーブオイル、粘度350#はメープルシロップ、粘度1000#はヒマシ油が近いです。
ハーバリウムを初めて作られる方はシリコン、流動パラフィンともに、扱いやすい350#がおすすめです。
もし350#の粘度が重く感じられるようでしたら、シリコン100#、流動パラフィン70#のような粘度の低いものに、350#の粘度が軽く感じるようでしたらシリコン1000#のような粘度の高いものに替えられるほうが良いかもしれません。
70#、100#といった粘度の低いものはオイルの充填スピードが早いため、細長い瓶でも使いやすく、中の花材が揺れて動きが出るため、ワークショップなどでハーバリウムを作るお子様にも人気の粘度です。
また、ハーバリウム上級者の方で、販売用や展示用に大量にハーバリウムを作られる方は粘度の低いものを選ばれています。
ただし、粘度が軽い分、花材が動きすぎるため、レイアウトに凝った方には不向きです。
350#は一番人気のある粘度で、初心者の方でも扱いやすい粘度です。
1000#は中の花材が揺れないため、レイアウトにこだわりたいハーバリウム上級者の方に人気です。
また、丸い瓶でも花材がほとんど動かないため、通販用にハーバリウムを作られる作家の方は350#よりも1000#を選ばれる傾向にあります。
ハーバリウムを作る際、ひとつの粘度しか使わない方が多いですが、粘度を変えることによって作品の幅が広がる可能性もあります。
シリコンの粘度違い、例えば100#と1000#を等量に混ぜますと、500#に近い粘度になります。
流動パラフィンは流動点(→後述)の関係で粘度の高いものはありませんが、70#と350#を混ぜて作品を作られている方もおられます。
自分の作品作りに合った粘度を見つけることが、ハーバリウム作りの重要な要素かもしれません。
ただし、オイルを混ぜますと引火点や流動点(→後述)が特定できなくなり、SDSで安全性を証明できなくなります。作ったハーバリウムが展示会などに持ち込めない、運送業者に受け取りを拒否されるなどの問題が発生する場合もありますので、ご注意ください。
低粘度 | 流動パラフィン70# シリコン100# |
・瓶への充填が簡単 ・瓶を振ると中の花材が動く ・細長い瓶で使いやすい |
高粘度 | 流動パラフィン350# 流動パラフィン380# シリコン350# |
・瓶への充填が簡単 ・瓶を振っても中の花材はあまり動かない ・花材のレイアウトがやりやすい |
高粘度 | シリコン1000# | ・瓶を振っても中の花材がほとんど動かない ・輸送、運搬時に花材のレイアウトが崩れる心配が少ない ・丸い瓶で使いやすい |
◎ シリコン1000#とシリコン100#を等量で混ぜますと500#に近い粘度となります。ひとつの粘度にこだわらず、お使いの花材や瓶、レイアウトに最適な粘度のものをご自分で作られるのも良いかもしれません。
(動画)ハーバリウム用シリコンオイル 粘度の違い 3分32秒 |
◆ 比重について
比重とは、水を1とした場合の物質の質量(重さ)を指します。従って1より少ない数字になるほど物質が軽いということになります。オイルと水の場合、両方を混ぜてみると水の表面にオイルが浮くことから、オイルの方が軽いことがわかります。
ハーバリウムオイルではシリコンの比重が0.96から0.97。流動パラフィンの比重が0.85から0.87となります。
花材にも比重があり、ハーバリウムオイルの比重より重いと花材は沈み、軽いと浮きます。シリコンの比重のほうが流動パラフィンの比重より重いため、例えば比重が0.90の花材であればシリコンでは浮き、流動パラフィンでは沈むことになります。
また、ハーバリウムオイルではリットル表記(容量)のものとキログラム表記(重量)のものがあります。
比重の関係で流動パラフィン380#15kgは約17.2リットル、流動パラフィン350#の15kgは約17リットルとなります。
販売価格が15kgと15リットルで同じ金額だった場合、流動パラフィンでは内容量に2リットル近い差が出ることになります。
ハーバリウムオイルを購入する際は商品価格だけではなく、リットル表記とキログラム表記のどちらの表記をされているかという点にも気をつける必要があります。
5リットルのハーバリウムオイルを容れ物に移し替えて重さを計ったら5kgに満たなかった、ということで疑問に思われる方がおられるかもしれませんが、これは比重の関係ですから重さが5kgを切っていて間違いありません。
※ オイルを移し替える場合、他にも注意点があります。たとえば粘度の高いオイルを移し替えると容器の中にオイルがへばりついて残ってしまう場合があります。その時はオイルの入った容器ごと湯せんをしてから移し替えた方が、オイルが残りにくくなります。
◆ 引火点と流動点について
引火点とは文字どおり、気化したものに火を近づけることで引火する値です。ものを置いておくことで自然に発熱し、発火する自然発火点ではありません。
引火点が200℃から250℃のものは、倉庫などで1200リットル以上(ドラムに換算するとおおよそ6ドラム以上)貯蔵されますと、消防法の危険物に該当するため、自治体への届け出が必要となります。ちなみにオリーブオイルの引火点は220℃で、灯油は42℃です。
ご家庭で個人的にハーバリウムを楽しまれる場合、流動パラフィンの引火点を気にされる方もおられますが、たとえば流動パラフィン350#の引火点は約220℃で、オリーブオイルの引火点と同じ値です。スーパーの陳列棚やご家庭で保管されているオリーブオイルが火気もないのに引火した、という話を全くと言っていいほど聞かないのと同様、よほどの火気に近づけない限り、危険性はないのではないかと思われます。
シリコンは引火点300℃以上で非危険物となりますので、通常の使用で何の心配もありません。店舗やインターネットで不特定多数の方にハーバリウムを販売する場合はシリコンをお勧めします。
流動点とはオイルが流動する最低の温度を指します。温度が下がると水が凍って氷になる様に、オイルも流動点より下がると凝固します。また、流動していても流動点近くに温度が下がるにつれ、白く濁ったような「曇り」が発生します。
流動パラフィン(ミネラルオイル)は引火点が低いものほど流動点が低く、引火点が高いものほど流動点が高くなります。流動パラフィン70#のように引火点が低いものは消防法による危険物に該当するというデメリットがあり、流動パラフィン380#のように引火点が高いものは温度が下がると(氷点下にならなくても)白く曇ってしまい、寒冷地には不向きというデメリットがあります。
ハーバリウムをネットショップやネット上のハンドメイドマーケットなどで通販される場合、宅配便でお客様にお届けすることとなりますが、寒い季節では宅配倉庫や宅配便の車内でハーバリウムが温度低下する恐れがあり、お客様がお受け取りの際に商品が曇っておりますとクレームの対象にもなりかねません。また、ハーバリウムを店頭で販売されたり、ディスプレイとして窓際で飾られる方も注意されたほうが良いと思います。
シリコンは流動点がマイナス50℃以下ですので、寒冷地でハーバリウムを作られる方はシリコンのほうが良いでしょう。
ハーバリウムオイルの流動点が分からない場合は、オイルを小瓶に入れて冷凍庫に一晩入れてみてください。凝固したり、白く曇るようですと流動パラフィン、クリアで流動性があればシリコンと考えてよいと思います。冷凍庫に入れたオイルが白く曇った場合でも、常温になればクリアに戻ります。
【ご注意】当社取り扱いの「流動パラフィン380#」は流動点が-9℃のため、温度が低下いたしますと白く濁ったような「曇り」を発生いたします。寒い時期にお届けした場合、宅配倉庫などで温度が低下し、開封直後は白く曇っている場合がございますが、常温になりますとクリア(透明)な状態に戻ります。品質には問題ございませんので、安心してお使いください。
(動画)ハーバリウムオイルが白く濁る現象について 2分1秒 |
◆ SDS(安全データシート)について
オイルを販売したり、輸送したりする場合、安全性を書面で証明するSDS(安全データシート)の提出を求められる場合が多くあります。
最近ではハンドメイド作品のイベントや展示会でも、主催者側がハーバリウムオイルに関するSDSの提出を求める場合がでてきました。
また、使っているオイルの情報開示が不十分な場合は、製造元や販売元にSDSの提供を求めることができます。
SDSには粘度や比重、引火点、流動点といったハーバリウムを作る時に必要な情報とともに、輸送上の注意なども掲載されています。
流動パラフィンは船舶安全法上、航空法上の「非危険物」とSDSに掲載されており、船舶や航空機に持ち込むことに法律上問題はないのですが、最近は液体のものを持ち込むことが非常に難しくなっておりますので、どうしても持ち込まなければならない場合は関係部署に事前に問い合わせたほうが良いと思います。
また荷物として航空便で送られる場合は「非危険物」であっても取り扱いを拒否される場合がありますので、各運送会社にお問い合わせください。
荷物の取り扱いについてお問い合わせの際はSDSを提示すると、スムーズにお話が進むかと思います。
◆ ハーバリウムの瓶(ボトル)の再利用について
流動パラフィン(ミネラルオイル)で作ったハーバリウムの瓶(ボトル)を再利用する場合は家庭用洗剤(中性洗剤)でもオイルを簡単に落とすことができますが、シリコン(シリコーンオイル)で作ったハーバリウムの場合、瓶にへばりついたオイルを落とすのは大変です。
シリコンの洗浄には引火点の低い可燃性の溶剤が主に使われていますが、使用時の人体への影響などを考えますと溶剤はお勧めできません。
当社取り扱いのシリコン洗浄剤「ハーバリーナー」は一般的な家庭用洗剤と同じ中性洗剤となっております。ハーバリウムの瓶の再利用の際にお試しください。
瓶(ボトル)の中を洗う場合は100円ショップなどで売られているペットボトル用のスポンジを使います。試験管用のスポンジを使いますと、角の部分がさらに綺麗になります。
瓶(ボトル)を洗い終わりましたら水分を綺麗に拭き取りましょう。
その後、瓶(ボトル)を乾燥・消毒すればハーバリウムに再利用できます。
アルミキャップにつきましては、一度使用したものを再利用いたしますと瓶に密着しない場合があり、オイルがこぼれる恐れがありますので、新しいキャップをお使いになられることをお勧めいたします。
◆ ハーバリウムオイルの捨て方
オイルは排水溝に流して捨ててはいけません。排水溝が詰まってしまう恐れがあります。
液状のままではゴミに出すことができませんので、少量であれば新聞紙や布に吸いこませて、燃えるゴミに出しましょう。
ハーバリウムオイルを誤って机や床にこぼしてしまった場合はオイル吸着剤をオイルにふりかけて吸着させます。吸着剤にオイルが染み込んだら、ほうきで吸着剤を集め、ちりとりを使って捨ててください。
安定した容器にポリ袋を入れて口を開き、その中にオイル吸着剤を入れてオイルを吸着させることもできます。ポリ袋を揉むようにして、オイルが吸着剤に均等に染み込めば、ポリ袋ごと捨てられます。
流動パラフィン(ミネラルオイル)の場合、12-ヒドロキシステアリン酸などのオイル凝固剤を使い、固めて捨てる方法もあります。
オイル凝固剤は80℃以上まで熱したオイルに混ぜて固めますが、流動パラフィンのなかには引火点が100℃以下のものがあり危険ですので、熱する前にSDS(安全データシート)を必ず確認してください。
シリコン(シリコーンオイル)はオイル凝固剤では固まりません。シリコンの処分にはオイル吸着剤をお使いください。
※ 流動パラフィン(ミネラルオイル)、シリコンともに酸化重合反応を起こしませんので、新聞紙や布に染み込ませた状態で放置しましても自然発火の危険性はありません。
※ ハーバリウムオイルの捨て方(処理方法)についてはこちらをご覧ください
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(動画)ハーバリウムオイルの処理方法 3分9秒 |
(動画)ハーバリウムの瓶の洗浄方法 5分38秒 |
◆ ハーバリウムに使われているオイルは当初、「特別な液体」「特殊な保存液」などと称され、「ハーバリウムの作り方」と併せて公開されてきませんでした。
当社は大阪船場で70周年を迎えた油の専門業者ということもあり、ハーバリウムを制作される方から、油に関するお問い合わせを当初から多くいただき、いろいろな油を試されたお客様からお話をお伺いいたしますと、ハーバリウムには流動パラフィン350#が一番適しているとの声が多いです。
ご家庭で個人的にハーバリウムを楽しまれる場合は、比較的安価な製品(流動パラフィン350#)で良いのではないかと思われます。引火点が220℃であることを気にされる方もおられますが、例えば当社で取り扱っているオリーブオイルの引火点も同じ220℃。スーパーの陳列棚やご家庭で保管されているオリーブオイルが引火したという話を全くと言っていいほど聞かないのと同様、よほどの火気に近づけない限り、危険性はないのではないかと思われます。
ハンドメイドの作家様が出店されるイベント(東京のビッグサイト、名古屋のポートメッセなごや、大阪のインテックス大阪のような大規模展示会場や百貨店の展示ホールなど)では危険物の持込許可申請が必要となるため、非危険物であるシリコンを選ばれる傾向があります。
また、安全なシリコンを使ったハーバリウムであれば、お客様も安心してお買い求めいただけるものと思います。
最後に、当社は油の専門業者です。お電話やメールなどでハーバリウムの作り方を教えてほしいというお問い合わせもいただくのですが、その方面の知識は残念ながらございません。油は各種ご用意させていただきましたので、皆様のお好みに合わせて自由にハーバリウム作りを楽しんでいただけましたらと思います。
※ 固まるハーバリウムオイルにつきまして
液体を使ったハーバリウムではなく、完全に固めてしまう「固まるハーバリウム」をお作りになりたい方より「固まるハーバリウムオイル」の販売をご希望される方が多数おられます。
おそらくハフォドグランジ社(Hafod Grange)が50年以上前から販売しているフラワーペーパーウェイトのような透明で完全に固形のものを制作したいとの要望だと思われますが、当社で様々な固まるオイルを実験しましたところ、きちんと型で固まらないもの、型から取り出せても簡単に角が欠けるもの、経時で黄変したりするものが多く、オイルの専門業者として固まるハーバリウム用にお客様にお勧めできるものはございませんでした。
今後も実験は続けていきますが、現時点では当社より固まるハーバリウムオイルの販売予定はございませんのでご了承ください。
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