ボトルシーリングワックス(海底熟成用)
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★ 海底熟成用ボトルシーリングワックスについて
ワインなどを海底で熟成する際、ボトルの中に海水が入らないようにすることと、水圧によりボトルのキャップ(コルク栓や王冠)が変形することを防ぐためにボトルシーリングワックスを使用します。
当社で取り扱っている海底熟成用のボトルシーリングワックスはボトルへの密着性を高めるため、装飾用のボトルシーリングワックスや封書用のシーリングワックスに比べ粘着度が高いものになっております。
ボトルにワックスを厚く付ければ、浸水や水圧に耐えられる一方、引き揚げ後の開栓作業が大変になります。反対にワックスを薄くするとワックスが破損して水没の危険性が上がるため、ボトルへのディッピング作業が非常に重要となります。
当社の海底熟成用ボトルシーリングワックスをご使用の際は後述のディッピングの方法をよくご確認ください。
★ ボトルシーリングワックスの特性
海底熟成用のボトルシーリングワックスは海中で破損しないよう粘着度が高いものとなっておりますが、ワックスは時間が経つほど硬くなり、また温度が低くなるほど割れやすくなります。
通常のご使用では海水の塩分・海水温に影響されませんが、気温が5℃を下回る寒い時季では、ディッピング後に屋外で保管されたり、引き揚げ後の運搬時にワックスに衝撃がかかりますとワックスが裂けたり、割れたりする可能性がございます。
寒い時季の取り扱いには十分ご注意ください。
海底熟成をされる期間を春~秋の6ヶ月、または秋から春の6ヶ月に設定されるお客様が多いため、春と秋にワックスのご注文が集中いたします。受注生産のため余裕をもってご注文ください。
★ ディッピング(液浸)の方法
ディッピングに適したワックスの温度は85℃~90℃です。80℃を切るとワックスの粘度が上がりディッピングできなくなりますので、再度加熱してください。
ワインボトル(コルク栓)へのディッピングについては3度漬けを推奨しております。ボトルを垂直にして口の部分にワックスをつけた後、最初のワックスに被せるようにもう一度ワックスをつけます。さらに、もう一度ボトルの首までワックスをつけます。ワックスにピンホールや気泡が入った場合はやり直してください。
ボトルの開栓時のことを考えて、2度漬けで済まされる方もおられますが、口の部分のワックスが薄いと水圧で凹み、最悪の場合ワックスが割れて浸水する可能性がございますので十分にご注意ください。
王冠やスパークリング栓へのディッピングは2度漬けで大丈夫ですが、ワックスが薄くならないようにご注意ください。
日本酒などに用いられているスクリューキャップは浸水事例が非常に多いため、お勧めできません。どうしてもディッピングしなければならない場合は、キャップのブリッジ部分とスカート部分にピンホールや気泡が発生していないか十分にご確認ください。
ボトル一本に使用するワックスは約15g~17gです。
ボトルシーリング後、1日は養生して下さい。ディッピング後すぐに沈めた場合、ボトルとワックスが密着する前に海水が入りこみ、剥がれる場合がございます。
海底熟成用シーリング方法の動画はこちら(2分53秒)
ご不明な点がございましたら、本ページ一番下の「お問合せ」よりご連絡ください。

